読書ログ

読んだ本の感想を書き連ねていくブログ

エッセイ

九十歳。何がめでたい (佐藤愛子)

昔の日本はもっと情があった。今は観念で生きている。そういうことがあちこちに散りばめられているエッセイだった。 昔の日本は知らないが、もっと人間関係が実感として繋がっていたのだろうと思う。だからこそ、最後の一歩を踏み出すのを躊躇い、踏みとどま…

老残のたしなみ 日々是上機嫌 (佐藤愛子)

佐藤愛子さんのエッセイ集。 2000年3月に刊行されたものだが、初出一覧を見ると1994年から1999年に出されている。 今から20年以上前のものだが、この頃問題だったことが今はもっと深刻になってきているように思う。 例えば、目先の問題をとりあえず解決させ…